令和6年11月15日(金)午後7時からNHKで放送されていた「メガソーラー急拡大のかげで ~日本最大の集積地 福島からの報告~」という番組を視聴しました。
大規模太陽光発電施設の杜撰な開発と管理により自然環境が必要以上に破壊されるのみならず土砂の流出などの事案が続発したことを受けて、福島市ではメガソーラーの設置を禁止する区域を設定することなどを盛り込んだ「福島市再生可能エネルギー発電施設の適切な設置及び管理に関する条例」の制定に向けて検討を進めています。
福島市は以前から山間地におけるメガソーラーの建設をこれ以上望まないという「ノーモア・メガソーラー宣言 ~地域共生型の再エネ推進の決意を込めて~」を発表していましたが、これだけでは実行力を伴わないとして規制に乗り出したとのことです。
いわき市においてもメガソーラーの建設に起因すると疑われる土砂流出事案があったことから政策提案検討委員会での議論を経て市議会から市長へ規制条例制定に関する提言書が出されています。
原発事故を経て再生可能エネルギーの重要性は増しているところですが、あまりに急速な開発が進んだことにより様々なひずみが生じていることは確かです。
先行自治体の取組みを参考しながら発電施設の適切な設置と管理が行われるような実効性のある仕組みづくりを行っていくことが必要であると改めて感じました。