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議会

令和6年12月定例会一般質問

令和6年12月11日(水)午後1時から初めての一般質問を行いました。

内容としては次のとおりです。

【以下一般質問】

1 災害用地域臨時集積所について

(1)設置に向けた行政区へのこれまでの働きかけについて

災害用地域臨時集積所の設置に向けて行政区へこれまでどのような働きかけを行ってきたのか伺います。

生活環境部長答弁:災害用地域臨時集積所の設置については、各支所と連携し、市内全域で説明会を行ってきました。具体的には、台風シーズン前の8月までに、各地区の区長会に対し、制度の概要を説明しました。また、地区の実情にきめ細やかに対応ができるよう、要望があった地区には個別に説明を行い、11月末までに延べ28回の説明会を実施しました。

(2)設置状況について

災害用地域臨時集積所の設置状況について伺います。

生活環境部長答弁:設置状況については、11月末現在、68件の届出が提出されており、うち14件については登録を完了しています。また、残りの54件は関係機関と協議を進めており、今月末までに完了する見込みです。各地区が選定した場所は、公園などの公有地が多く、約7割を占めています。また、本制度は民有地も対象としていることから、個人が所有する空き地や地区が管理する集会所の敷地なども選定されています。

(3)設置していない行政区への今後の働きかけについて

災害用地域臨時集積所をまだ設置していない行政区へ今後どのような働きかけを行っていく考えか伺います。

生活環境部長答弁:今後、設置の届出が出されていない行政区に対して、意向調査を実施します。その結果を踏まえ、設置を希望する地区や検討中の地区に対しては、個別の実情に応じた支援を行っていきます。

(4)設置している行政区への今後のフォローアップについて

災害用地域臨時集積所をすでに設置している行政区へ今後どのようなフォローアップを行っていく考えか伺います。

生活環境部長答弁:登録が完了した行政区に対しては、開設時に必要となる看板などの物品を支給しています。今後につきましては、災害発生時にスムーズに開設・運営ができるよう、地域住民の皆様に本制度の周知を図るとともに、臨時集積所のレイアウト作成や運用方法について支援していきます。さらに、住民参加型による臨時集積所の開設訓練の実施についても検討していきます。

2 平字田町の飲食店街で発生した建物火災への対応について

(1)いわき駅前火災対応タスクフォースの成果について

いわき駅前火災対応タスクフォースを設置したことによって得られた成果について伺います。

産業振興部長答弁:いわき駅前中心市街地においては、官民が一体でハード・ソフト両面から賑わい創出に向けて取り組み、エリア価値の向上を目指しています。いわき駅前火災対応タスクフォースは、こうした賑わい創出への火災の影響を最小限にとどめる対策を官民連携で進めるために設置されました。歩行者の安全確保等を目的とした市道2路線でのバリケード設置、火災廃棄物撤去に向けた建物所有者との連絡調整などを行いました。こうした取組を行う中で、火災発生前から予定されていた七夕まつりや、「ほこみち」の社会実験などを行うことができ、また、火災廃棄物の撤去が進み、市道の通行が可能となり、現地での再建の動きも見られる状況となってきました。そのため、タスクフォースの取組を通して、火災による「賑わい創出」への影響を最小限に抑えることができたものと考えております。

(2)いわき駅前火災対応タスクフォース解散後の体制について

いわき駅前火災対応タスクフォースを解散した後、火災によって生じた今後の課題の解決に向けては、市としてどのような体制で対応していく考えか伺います。

産業振興部長答弁:タスクフォースの解散後も、引き続き、建物所有者が抱える個別・専門的な課題の解決に向け、担当部署が相談対応等を行います。具体的には、火災廃棄物の撤去に関する相談・助言、各種指導などを行います。また、事業再建に向け、商工団体や金融機関と連携するほか、いわき駅前中心市街地の賑わいの回復・創出に向けた取組を推進していきます。